建築を媒体とする
コレクティブ
ガラージュは、建築、映画、演劇に関わる3人によって結成されたアーキテクト・コレクティブです。
建築を広くデザインの問題へ接続する媒体と捉え、多岐にわたる分野の設計・制作に取り組んでいきます。
Garage − An architectural collective founded in 2020 by architect Hayao Odagiri, filmmaker Kenji Seo, and scenographer Mizuho Watanabe.
ガラージュは建築を「動き続ける事象の一過程の姿」であると捉え、空間と時間のスケールを往来しながら設計を行います。日常的な時間の流れを意識するところに始まり、建築の建設から解体を超えて、その建築が生まれるにいたった過程から、壊され次の場へと生まれ変わっていく時間の流れをデザインします。それは物質が循環する自然科学的な時間でもあり、人々の世代交代や社会的な変化といった人文科学的な時間でもあります。
また、建築物に留まらず、映像/お祭り/フィールドワーク等の企画や作品制作を通して、建築における時間・身体の表現を拡張し、建築とその周辺環境に横断的なデザイン活動を実践しています。
Garage expands the embodiment of time and the human body expressed within architecture through works and projects utilizing videos, festivals, and fieldwork. Without being limited to architecture itself, Garage practices cross-disciplinary designs for architecture and the environment surrounding it.
Member
-
建築設計を主軸に、空間や構造体がランドスケープに与える影響を模索している。
View detail
-
Kenji Seo
瀬尾 憲司 建築映像作家 / 建築家
建築・都市とそのイメージの相互作用に着目した制作を行なっている。
View detail
-
Mizuho Watanabe
渡辺 瑞帆 セノグラファー / 建築家
あらゆる設計行為を通して場を劇化させることを志向している。
View detail
Hayao Odagiri
小田切 駿 建築家
建築設計を主軸に、空間や構造体がランドスケープに与える影響を模索している。
略歴
- 1991
- 青森県生まれ
- 2014
- 早稲田大学建築学科卒業
- 2016
- 早稲田大学理工学術院建築学専攻修了
- 2016–2020
- SANAA 勤務
- 2020–
- フリーランス
- 2020–
- 早稲田大学理工学術院総合研究所 招聘研究員
- 2021–
- 早稲田大学建築学科 非常勤講師
主な実績
建築
- 日本女子大学百二十年館・杏彩館 (2021) 基本設計*
- 日本女子大学図書館 (2019) 基本設計、実施設計、工事監理*
- 荘銀タクト鶴岡 (2018) 工事監理*
書籍
- 『KAZUYO SEJIMA RYUE NISHIZAWA SANAA 1987-2005 Vol. 1 / 2005-2015 Vol. 2 / 2014-2021 Vol. 3』
(2021) 編集、アーカイブ*
- 『ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話』 (2016) 調査、作図**
- 『建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓』 (2014) 編集、アーカイブ**
* SANAAにて担当
** 早稲田大学理工学術院にて担当
Kenji Seo
瀬尾 憲司 建築映像作家 / 建築家
建築・都市とそのイメージの相互作用に着目した制作を行なっている。
略歴
- 1991
- 高知県生まれ
- 2014
- 早稲田大学建築学科卒業
- 2016
- 早稲田大学理工学術院建築学専攻修了
- 2016–2017
- YKK AP 窓研究所 勤務
- 2017–
- フリーランス
- 2020-2023
- 早稲田大学建築学科 非常勤講師
- 2022-
- 建築映画館実行委員会 代表
主な実績
映画
- 『Transition of Kikugetsutei』(2015-2018) 監督・撮影・編集 ロッテルダム建築映画祭 (2018)、東京国立近代美術館
(2019)、ロサンゼルス/サンパウロ/ロンドン ジャパンハウス (2020-2021)、デンマーク・ヴィラム・ウィンドウ・コレクション (2022-2023)
展覧会
- 「原広司 建築に何が可能か-有孔体と浮遊の思想の55年-」国立近現代建築資料館 (2022-2023) 映像
- 「菊竹清訓のこころと手の記憶」島根県立美術館 (2021) 映像
- 「謳う建築」寺田倉庫建築倉庫ミュージアム (2020) 映像
- 「分離派建築会100年」京都国立近代美術館 (2020) 音声
- 「構造展 -構造家のデザインと思考–」寺田倉庫建築倉庫ミュージアム (2019) 映像
Mizuho Watanabe
渡辺 瑞帆 セノグラファー / 建築家
あらゆる設計行為を通して場を劇化させることを志向している。
略歴
- 1991
- 東京都生まれ
- 2014
- 早稲田大学建築学科卒業
- 2016
- 早稲田大学理工学術院建築学専攻修了
- 2016–2018
- フジワラテッペイアーキテクツラボ 勤務
- 2017–
- 劇団青年団 演出部
- 2018–
- フリーランス
- 2019-2022
- 兵庫県豊岡市地域おこし協力隊
- 2020–2022
- 豊岡演劇祭コーディネーター
- 2021–
- 一般社団法人豊岡アートアクション 理事
主な実績
フェスティバル
- 豊岡演劇祭(2020-2022) コーディネート
- 城崎, 豊岡 meets 大道芸 (2021-2022) コーディネート
- 「喜楽座の復活祭」奈良・町家の芸術祭 はならぁと (2019) キュレーション・会場構成
展覧会
- 大≪道≫芸 @Cnim↑Pom展:ハッピースプリング「道」森美術館 (2022) 運営
- 「ガウディをはかる –GAUDI QUEST–」寺田倉庫建築倉庫ミュージアム (2019) 企画協力・会場構成
- 「帝国美術学校の誕生―金原省吾とその同志たち」蔵野美術大学美術館 (2019) 会場構成
演劇
- 江原河畔劇場 (2020) 劇団員として立ち上げに従事
- 「吉祥寺からっぽの劇場祭」吉祥寺シアター (2020) 空間設計
建築
- Toyooka Smart Community “B-room” (2020) 内装設計監理*
* mizuhowatanabe+ganemar
合同会社ガラージュ / Garage Inc.
History
- 2020
- ガラージュとして活動開始
- 2021
- 合同会社ガラージュ 設立
Office