20250609

建築空間研究#1 《ドーモ・セラカント》──生きものとしての建築

2025年春のインターンシップ・プログラムとして、名作建築の空間研究を行いました。

今期は早稲田大学2年生(記事公開時は3年生)の深瀬真歩さん、八木美月さんとともに、象設計集団が1970年代につくりあげた住宅《ドーモ・セラカント》(1974)を調査・分析しました。

研究の成果報告として二人がレポート記事を作成しましたので、『建築空間研究』の第1回記事として、ここに掲載します。

 


 

《ドーモ・セラカント》への着目

2021~2023年に、ガラージュは象設計集団による住宅《ドーモ・キニャーナ》(1993)の改修プロジェクトに関わっています。
《ドーモ・キニャーナ》は約10年毎に改修が繰り返されており、住み手の生活の変化に応じ成長し続けています。

そのプロセスに関わったガラージュの鼎談(*1)を読み、象設計集団の建築には「生きものとしての建築」と呼べるような概念があるのではないかと思い、今回分析に取り組みました。

実際に、象設計集団は著書でこのように語っています。

物をつくることはその物に生命を移すことだ(*2)
土地から自然に生えてきたように見える建築の姿を見ると、幸せだなと思うのです(*3)

これらの言説から、彼らが建築に「生きる力」を見出していたことがうかがえます。
象設計集団はいくつかの住宅を設計していますが、その中でも最初期にあたる1970年代にできた三つの建築が、彼らの基本的姿勢を形作ったと語られています。(*4)

その一つである《ドーモ・セラカント》は、エスペラント語で「シーラカンス」を意味しています。

私たちは、生きものの名を与えられたこの住宅を対象に、図面のトレースや模型制作を通じて「生きものとしての建築」について考えることにしました。


fig01: 《ドーモ・セラカント》の模型

 


 

①多様な「軸」の発見

私たちが初めてこの建築の図面を見たときに真っ先に思い浮かんだのは、「この複雑な形はどこから生まれたのだろう」という、素朴な疑問でした。


fig.02: 2階平面図のトレース


fig.03: 1階平面図のトレース

これは私たちがトレースした《ドーモ・セラカント》の平面図です。

一見すると、どの線が何によって規定されているのか全く分かりません。

しかし、文献を読み進めていくうちに、どうやら象設計集団は軸を重要な原理として利用しているらしいということが分かりました。

「敷地の形状や周囲の景観を頭に入れながら何本もの軸線を重ねて」できた、「必然的に出てきた形なのです」と、象設計集団の富田玲子氏は語っています。(*5)

fig.04: 2階平面図のトレースに軸線を重ねた分析図

私たちはこの建築の平面図を分析する過程で、5種類の軸線を発見しました。そして上図のように、平面図のトレースに重ね合わせてみました。

  1. 江ノ島にむけた東西軸(6*)+それに直行する南北軸
  2. 1.の直行軸を対角線とするひし形
  3. 西側和室のグリッド(敷地の等高線にほぼ平行)
  4. 短辺をつらぬくいくつもの軸線
  5. 各所に点在する同心円状の軸線

上記のように、この複雑で有機的な平面形には、いくつもの秩序が存在していたのです。

象設計集団の言葉に、このようなものがあります。

「自然の地形、町の形態、天体や季節の変化などから場に集結する『軸』を発見する。これらの線の重なり合いによって宇宙の流れをつかみ、宇宙の一部に住んでいることを自覚できる空間をつくる」(*6)

《ドーモ・セラカント》に見られる「軸」の秩序は、まさにこの思想を体現しています。

それでは、この多様な「軸」は、実際の空間にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。


fig.05: 分析のために作成した模型の写真

これは今回私たちが制作した模型を見下ろした写真です。

模型を制作することで、この建築のつくられかたを総合的に把握し、立体的な関係性を見ることができます。

  1. 江ノ島にむけた東西軸(6*)+それに直行する南北軸
    江ノ島(=海)の方向を向くことで、建築内部全体に風の抜け道をつくり、かつ海への眺望が開けます。
    またこの軸は敷地の等高線に直交しているので、敷地の高低差の影響を最も受けやすい配置と言えるでしょう。
  2. 1.の直行軸を対角線とするひし形
    平面が東西横長のひし形となることで、東西の書斎+和室は小さくヒューマンスケールに、中心の居間は大きなホールのような空間になります。
    居間には、目玉のような大きな窓とガラスの大扉が南北に対面し、大量の光が採り入れられます。
    なお、全体としてはひし形を基本とした構成に見られますが、等高線の流れに応じて一辺が歪められており、厳密なひし形とは異なる形状となっています。
  3. 西側和室のグリッド(敷地の等高線にほぼ平行)
    西側和室を敷地の等高線にほぼ平行にすることで、海を望むような形の空間としています。
  4. 短辺をつらぬくいくつもの軸線
    短辺をいくつもの軸線がつらぬいています。これにより、建築内部に風、光、人がざまざまに通り抜ける形となります。
  5. 各所に点在する同心円状の軸線
    建築の各所の点から複数の同心円を引くことで、いろいろな求心性のある居場所をつくります。

このように「軸」に対していくつかの立体的な解釈が生まれました。
下記にそれぞれの部分について記載します。



fig.06: 北側中央の目玉のような大窓

まず、これは北側中央にある目玉のような大窓です。室内側はキッチンにあたり、レンジフードが目玉を覆っている瞼のようにも見えます。
料理をしながら外に向く視線と、屋外の小路から建物内に向く視線が、目玉のような窓で交わっています。



fig.07: 南側中央の大ガラス戸

これは、南側中央にある大ガラス戸です。北側の目玉のような大窓と正対する位置にあり、南北方向にも風や光を通します。この大ガラス戸のそばにある突起は、ドアストッパーにもなる小窓です。


fig.08: 目玉の窓から大ガラス戸の方向を覗く

目玉のような大窓とガラスの大扉は、このように南北軸上で対面し、光、風、視線等のいろいろな要素が建築をつらぬきます。



fig.09: 段々の途中にある裂け目

西側の段々の13段目と14段目の間には、30mmほどの裂け目があります。
この裂け目は、高さ約2200mm、底辺約800mmの三角形断面を持ち、1階は人が通り抜けられる大きさです。
これは空気・光・人を導く呼吸器官のような存在です。
建築を生きものと捉える視点が、このような造形を生み出したのではないでしょうか。


fig.10: 縦軸回転の玄関ドア

玄関ドアは、分厚い壁のボリュームが縦軸回転します。


fig.11: 下二面が開閉する四角錘の窓

この窓は四角錐の形をしています。
ディテール図面をよく読み込むと、網戸があることやサッシの取り合いから、下半分の二面が開くということが分かりました。

 


 

模型を制作する上で、全体のたち上げと並行して、開口部のディテール図面を一つ一つメディア上の竣工写真と見比べて考察しました。
ここで、象設計集団の開口部の捉え方で非常に印象的な一説があります。

「壁は呼吸をする生き物である」(*7)

《ドーモ・セラカント》の開口部は実に多様です。
一つ一つ異なる形をしており、同じ形状の窓はほとんどありません。

どうしてこんなにも多様な開口部が生まれたのか、それは、窓を単なる開口部としてではなく、建築自体が呼吸するためのものとして捉えていたからだと考えます。

シーラカンスの名を与えられた《ドーモ・セラカント》。

特に平面図からは、鎌倉山に横たわるシーラカンスを想起させます。
象設計集団は、もはや壁だけでなく、建築全体を生きものと捉えているのではないでしょうか

建築が呼吸をする──《ドーモ・セラカント》では、空気も人も光も内部で滞ることなく、流れ続けていきます。

 


 

②急斜面地と「盆」/動的な屋根

次に、断面の構成について考えます。
《ドーモ・セラカント》は、急な鎌倉山の斜面に建っており、この土地ならではの地形と一体化した造形が特徴的です。


fig.12: 断面図のトレース

建築の中央には居間があり、奥様のための西側和室(左)と旦那様のための東側書斎(右)が両側にせり上がる構成となっています。
この中央の窪んだ空間は、象設計集団が用いる「盆」の空間と言えるでしょう。

「盆」とは、「建物や街が宇宙へと広がる放射状の焦点」であり、「強い中心性を持ち、生き生きとした活動の場」(*8)です。
つまり、居間が夫婦が落ち合う場所として中心性をもち、二人の暮らしを地形のうねりが受け止めていると言えます。

fig.13: 対面する二つの地形

また東側(右)が地形に沿っているのに対し、西側(左)は設計者によって人工的に地形がつくられているのも特徴的です。
地形に従うのみならず、自らも地形を生み出すという姿勢が伺えます。
これも強い中心性をもつ「盆」を生み出すためだったのでしょうか。東西のうねる広い段は、棚でありながら階段でもあり、ほぼワンルームであるこの建築の内部空間をゆるやかに分節しています。

 


 

この急斜面地─「盆」の断面構成に加えて、屋根についても考察します。


fig.14: 屋根の見下ろし

屋根の構造については、構造図や軸組図がメディアに掲載されていないため詳細はわからなかったのですが、この模型のように短辺方向に母屋を平行に配置していることがわかりました。
屋根面は後述の理由で一部は平面だったり、一部は曲面だったりします。
この平行な母屋が少しずつレベルを変えて配置されることで、屋根面の形状が定義されています。


fig.15: 室内空間に呼応する屋根

断面図と模型写真を並べて見てみると、屋根と内部空間の関係性がわかります。

西側和室(左)の上部は 凸型の曲面屋根となり、自然環境を取り込む柔らかな空間でお琴の先生である奥様が演奏する様子が目に浮かびます。
東側書斎(右)の上部は建築中央に向かって下がっていく片流れ屋根となっており、閉塞的な空間の中で魔術の研究家である旦那様が研究に没頭される様子が想像されます。
そして、中央の居間の上部は、「盆」の形状に呼応するように凹型の曲面屋根となっており、強い中心性をもっています。

部分部分を切り取ると、どれも全く異なる形式の屋根と居室のセットになっていますが、全体としては細かい部材が連続した一体の架構形式となっています。


fig.16: 母屋と頬杖の構成

短辺に架かる母屋は先端がはね出し、壁面から伸びる頬杖によって支えられています。
屋根の構造材は魚の小骨のように細かく連続し、場所に応じて屋根の形状を変えながら、動的で一体的な屋根を形成しています。

 


 

以上のように、急斜面地と「盆」動的な屋根は、多様な「軸」と同様に、この建築を構成するための重要な要素であることがわかります。

大地に適応する盆地という考え方によって生まれた屋根の造形が、ひとつながりの内部空間に多様性をもたらしています。

建築が大地に適応するのみならず、そこに住む人の生活にも適応していることがうかがえます。

 


 

③完成しない建築

《ドーモ・セラカント》には、建設当初に住んでいた魔術研究家の旦那様と、お琴の先生である奥様が、2年後に離婚して去ったというエピソードがあります。
その後、《ドーモ・セラカント》はとある会社の保養施設へと改修され、用途も空間も大きく変化していきました。

富田氏は、改修後の建築を訪れた際、「大きく成長した桜の木に見え隠れして《ドーモ・セラカント》が横たわっている風景は、何か夢のようで、感動しました」(*9)と語っています。また、改修後の内部空間についても「洞窟のようで面白い空間です。どんな人がデザインしたのか知りたいものです」(*10)と述べており、自身の設計に他者の手が加えられることを喜んで受け入れている様子が印象的です。

これは、象設計集団が建築を完成された作品としてではなく、環境や人との関係性の中で形を変え続けるものとして捉えていたことのあらわれだと考えます。

まるで環境の変化に応じて姿を変える生きもののように、建築もまた生き続ける存在として位置づけられていたのではないでしょうか。

 


 

また、模型制作のためにメディアに掲載された《ドーモ・セラカント》の図面を収集していく上で、気がついたことがあります。

これはガラージュが改修した《ドーモ・キニャーナ》にも言えることですが、開口部等の具体的な詳細図が数多く発表されているのに対して、建築の全体像を示す図面は少なく、抽象的な平面図と断面図のみである、ということです。

ガラージュが《ドーモ・キニャーナ》を改修する上で行ったリサーチによると、この建築は工事進行中も設計変更が何度も繰り返され、結果的に大量の部分的な設計変更図が残されている、ということがわかっています。

これを踏まえると、《ドーモ・セラカント》についても発表図面の構成に類似性があることから、全体像がゆるやかに規定された状態で、現場での調整や構想の変化が繰り返されていたのではないかと推測できます。

このような建築のつくり方は、新築工事でありながら、改修工事的であると言えます。

実際、《ドーモ・セラカント》は設計に約2年、施工に約1年の歳月をかけており、設計期間と施工期間が一部重なっています。

このように、つくりながら考え、状況に応じて変更していく姿勢を取り続けているのは、建築を生きもののように成長する存在と見なしているからではないでしょうか。

 


 

まとめ ──生きものとしての建築

私たちは、これらのリサーチを通して、《ドーモ・セラカント》に「生きものとしての建築」という概念を見出しました。

建築の「生きもの性」について、私たちは大まかにこのように考えています。

 

呼吸をする
空気や人、光が内部でとどまることなく流れ続ける

適応する
土地から自然と生えてきたかのような、場所になじんだ造形

変化する
改修的なつくられ方、完成しない建築

 

では、建築が「生きもの性」を持つことには、どのような意義があるでしょうか。大きく分けて、二つの重要な意味があると考えられます。

第一に、空間に柔軟性と多様性をもたらすと考えます。
この視点に立てば、従来の建築的要素は、もはや機能や形式に縛られた要素ではなくなります
例えば、窓は単なる開口部ではなくなり、階段は単なる垂直動線ではなくなります。それらは型にはまった建築の枠を超え、より自由な表現を可能にします。
また、形式に縛られず、状況に応じて変化する余地をもつことは、多様な価値観や使い方を受け入れる開かれた設計思想へとつながるでしょう。


fig.17: 模型制作の作業風景①

第二に、「生きものとしての建築」という考え方は、有機的な共同体を育むための基盤となるということです。

象設計集団の大竹康市氏は、「ぼくらは、魚のように植物のように息づくものをつくりたいと考えると、まっすぐに突き進んでいっちゃう」(*11)と語っています。
この言葉に表れているように、「生きものとしての建築」を目指す姿勢は、集団で設計する際の原動力となる可能性を持っています。(ただし、この大竹氏の発言は後に象設計集団の樋口裕康氏に強く批判されています。この見解の違いもまた、象設計集団の多様な集団のあり方を示しているように思えます。)

「生きもの」であるということは、絶えず変化し、多様性を内包し、時間とともに姿を変えていくということです。
このような性質は、異なる価値観をもつ個人同士が、柔軟に関係しながらも、共通の方向性を見出すことを可能にします。

象設計集団が考える共同体もまた、生きもののように呼吸し、適応し、変化していく存在なのではないでしょうか。

象設計集団は、各メンバーが対話を重ねながら、有機的に思考を交差させていくプロセスを重視していました。そこには、生きものが多様な細胞のネットワークによって機能するように、異なる感性や視点がつながりあう「生きた設計体制」がありました
このような在り方は、現代における「コレクティブ(collective)」な設計のあり方に通じるものがあります。

複数の人間がフラットな関係性のなかで協働し、それぞれの違いや偶然を積極的に取り込みながら創造の方向性を見出していく。
このような柔軟で流動的な協働の姿勢は、多様な価値観が共存する現代社会において、新たな共同体や空間のあり方を模索するうえで、大きな示唆を与えてくれるのではないでしょうか。

また、このような設計者の共同体としてのあり方や《ドーモ・セラカント》のような建築の空間性は、彼らの師である吉阪隆正の「不連続統一体」の概念を、彼らなりに実践したものであるようにも思えます。


fig.18: 模型制作の作業風景②

以上のように、《ドーモ・セラカント》は、呼吸し、適応し、変化するという三つの側面において、建築を生きものとして捉える象設計集団の思想を象徴的に体現しています。

そこには、単なる造形的な工夫を超えて、自然や人間、社会との深い関わりの中で建築を「生かす」姿勢が貫かれています。

生きものとしての建築は、既成概念にとらわれない空間を生み出すと同時に、人々の営みを支える有機的な共同体を育む器でもあります。《ドーモ・セラカント》は、その可能性を私たちに静かに、しかし力強く語りかけているのです。

 

2025年6月 深瀬真歩、八木美月

 


 

建築空間研究#1 《ドーモ・セラカント》──生きものとしての建築

調査、分析、テキスト
深瀬真歩(早稲田大学創造理工学部建築学科)
八木美月(早稲田大学創造理工学部建築学科)

テキスト編集
小田切駿(ガラージュ)

全体監修
ガラージュ

期間
調査、分析: 2025年3月21日~2025年4月25日
テキスト: 2025年4月26日~2025年6月7日

 


 

《ドーモ・セラカント》の概要

設計: 象設計集団
所在地: 神奈川県鎌倉市
用途: 住宅
敷地面積: 230㎡
延床面積: 110㎡
構造・階数: 木造+一部RC造・2階建て
設計期間: 1972年9月~1974年12月(約2年3カ月)
施工期間: 1973年11月~1974年12月(約1年1カ月)

 


 

注釈

*1: 稲門建築会、『WA2024No.61』、特集「多様な建築との関わり—改修」、 p17-19
*2: 象設計集団、『空間に恋して 象設計集団のいろはカルタ』、工作舎、2004、p395
*3: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、p281
*4: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、p200-201
*5: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、 p200-201
*6: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、 p199-200
*7: 彰国社、『ディテール』、特集「人間環境とディテール」、45号、1975年夏号
*8: 象設計集団、『空間に恋して 象設計集団のいろはカルタ』、工作舎、2004、p16
*9: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、p201
*10: 富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007、p201
*11: 彰国社、『建築文化』、特集「あいまいもこ」象設計集団、1993年10月号、p145

 


 

参考文献

彰国社、『建築文化』、1993年10月
彰国社、『建築文化』、1993年3月
彰国社、『建築文化』、1993年7月
彰国社、『建築文化』、1985年8月
彰国社、『ディテール』、45号、1975年夏号
SD編集部、『現代の建築家 象設計集団』鹿島出版会、1987
富田玲子、『小さな建築』、みすず書房、2007
象設計集団、『空間に恋して 象設計集団のいろはカルタ』、工作社、2004
象設計集団公式Webサイト、https://zoz.co.jp

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